ぼくの脳みそ

本気屋殿の日記に返して。

※先に下の「補足」を見ておいてね
発狂は読まなくてもいいや。


単純に作品を発表するだけならネットでもできるよね。うまくいけば雑誌に掲載されて普通の本屋に並んだりするんだからね。逆に、コミケ公開でも目立たない場合もあるわけだし(伍が行ったときはそんな感じのブースも少なく無かったよ)。乗り込んだからと言って宣伝になるかと言えば疑問だ。嘗てはコミケくらいしか自作ソフトを広げる場は無かったのかもしれないけど、今は違う。
 んじゃ、何でネットでフリー公開にしないで同人で売るのかと言えば、やっぱりディスクに入れて、ジャケット付けて、店頭に並べて、自分の作品を売り出す”まねごと”がしたいんだよね。夏コミなんて、半端なところに立ち止まっただけで役員に怒られるくらいの忙しさなんで、作者-プレイヤーの交流なんてそうそうできんでしょ。同人関係の商業化ってのも、その”まねごと”が本格化してきた流れだと思うんだ。へタすりゃまねごとの領域を脱してしまうところまできた。
 だけど、買う人で”まねごと”と見ている人は少ないんだろうね。事実、お金払ってるんだし。やたら完成度の高い作品が増えてきたこともあって、未完成品などは叩かれるんだろうね。
 単純な交流会なり作品発表の場であるためには同人は大きくなりすぎたかもしれないね。本気屋殿が考えている即売会も同人とか言わずに「自作ゲー即売会」とでもしたほうが勘違いは少なくなるかもしれない。(なんか微妙だけど


 まー。ぅぇwとかキモスとか言ってる連中は期待して買ったものがいつまでも(期待した形で)完成しないんで怒っているだけだと思うし、その怒りも、もっともと言えばもっともなんだけど。確かに、売りに出すなら一応の完成はさせておくべきなのかな。やっぱり。それまではネット公開でいいじゃん。

さて、そんな場に殴りこみヘルディスク。
中身は全部フリーソフトだ!!


補足

 ちょっと補足。
上では便宜的にネット上で無償で公開されるゲームを「フリーゲーム」。イベントや委託店舗を通じて販売するものを「同人ゲーム」という言葉を用いて書いた。実際には同人もフリーも違いは無いと思ってる。ただ、プレイする側はそう見ていない人が多いであろうことは予想できるのね。常時接続数秒間で拾ってきたゲームとお金払って買ってきたゲームと同じに見る人は少ないと思うよ。そして、同じに見れない人のほうがよっぽど多いのね(多分)。上に書いたことは、そういう事柄を踏まえて書いてみたこと。作者は、ネットに適当にアップしておいた方が楽なものを、何故ディスク焼く手間をかけて売るのか―(伍だったこんな感じだな)。プレイヤーは、何故ああだこうだ言いやがるのか―(待っても待っても完成しないじぇねーか!作者やる気あるのk)。そんなことを想像しながら書いたことね。
 伍は、自分の作品がディスクに収められた状態で配布されるところを見たいのよ。ヘルディスクに参加表明したのには、ゲームヘルを盛り上げたいって気持ちの一方で、そういう気持ちもあるのね。

発狂

 しかし、あれだ。
 作者は実際のところ自分の作りたいものしか作らないんだよな。趣味の世界だから、そんなことはアタリマエだし、そうあるべきだ。作ったからには人に見てもらった証が欲しいんだ!何かコメントが欲しい!だけど、自分が好きで作ったものをああだこうだ悪く言われたらいい気しないよな。そして思うんだ。そんなこと言ってくれるなよと。どうせ批評するなら何かアドバイスになるようなことを言ってくれと。ただクソゲー呼ばわりされたんじゃ、やる気無くなるしガッカリするし、何のプラスにもならないよと!同人で好きなものを作って公開して何が悪いんだと!

 一方、プレイヤーは面白いゲームしかしたくないんだよな。ゲームは趣味でプレイするものだから、そうあるべきだ。つまらないゲームをやらされたら時間を少し損した気がするし、お金がかかってたのなら尚更だ。少し前の子供ならば親にやっと買ってもらったゲームを「いや!これは面白いはずだ!」とやり込むことが出来ただろうが、親にホイホイ買ってもらい、或いは、大人の財力でホイホイ購入し、若しくは、ネット上からホイホイ拾うプレイヤーに対してソレを望むのは無理だ!このゲームのせいで俺はつまらない思いをした!何か書き込んでやろう!もう、つまらなかったものに対しては頭を使いたくない。このゲームは何故つまらなかったのか?そんなこと知るか。このクソゲーめ!こんなもの、もう二度と出すな!




 まー。ウンザリするような話だねぇ…。互いに互いのことを考えなさ過ぎる気もする。いや。大抵の作者はある程度はプレイヤーのことを考えているか…。だけど、作者が無数に居る(?)プレイヤー達の全ての気持ちを察することは難しいんだよね。同時に全てに対応することは不可能だし。逆にプレイヤー一人ひとりが各々の作品の作者のことを考えるのは可能なことだと思うのだが…。それを期待するのはやっぱり無理かね。無理だろうな。
 作者的にはソレで飯を食うまでは考えないし、批判を受ける準備も微妙。プレイヤーは対価(お金に限らない)を払う気が無いし。ソレを一度は選んだ自分の責も考えない。なんとも中途半端な世界ではあるねぇ。まぁ、互いに趣味だからな。

以上「発狂」は全て二人の伍で書いた寸劇です。