今更「PS3クォリティ」を考えてみる

まぁ、Wii大勝、箱もマニア支持を受けつつある昨今なのだが。
PS3のあの発言も分からない話ではないかなと思う今日この頃。
いや、STG好きとしてはいけ好かない話ではあるのだが。
SONYって何だかんだ言ってビデオオーディオの会社なのよね。
PSPとDSを比較してもわかるけど、とにかく「高画質、高音質」をウリとしたい訳ですよ*1
ビデオ機器での高画質っていうのは、高解像度で色の表現力も高いことを意味するんだろう。
そういった機器をアピールするにはドット絵の昔ながらのSTGは、あまりにもそぐわない。
うん。確かにグラフィックに関してはPS3クォリティではないんだ。
メモリさえ足りればPS2で行けたんだ…メモリさえ足りれば…。
言わずもがな、ゲームの素敵=グラフィックの美しさではないんだけど。
ゲームの会社じゃねーし。そんな考えも主流じゃないだろう。
PS3にCellなんてプロセッサを搭載したのも、
普通のエンジンを使っていたのでは、
遠からず良いビデオボードを積んだPCに追い抜かれちゃうからだと思うんだ。
最高画質を貫き通すには「ブレークスルー的な何か」が必要だったんだな。
開発機器も彼方此方にガンガン貸せるだけ無かったのかもしれないし。
貸すならハードの宣伝になるようなグラフィックがバリバリなのがいいよね。
まぁ、断り方も良くないし、アーケード版の売り上げ実績なりインカム実績なりをつつけば、
もっともらしい理由で断ることは幾らでも出来たと思うんだけど。
まさか、企業間の会話の内容をネットで暴露されるとも思わなかったのだろうな。
あと、方針決めていた人はゲーム好きじゃなかったんだろ?

*1:対する任天堂はおもちゃの会社